アイアンガーヨガとはIyengar Yoga

道具の紹介

補助道具をつかうことはアイアンガーヨガの特徴のひとつです。ヨガの練習にさまざまな補助道具を組合わせ、体をサポートすることでハイレベルのアサナでも無理なくバランスを保ち、より効果を高めることができます。
ヨガの練習のなかに徐々に導入することで、精神面の集中ができると同時に体がアサナをより維持しやすくします。
このようなアサナによって体が強くなって、バランスがとれて、あらゆる筋骨格、心臓血管、免疫、消化器官、神経および呼吸が洗練されていきます。
ここではアイアンガー師が考えた道具の一部を紹介します。

ロープ

壁や天井に取り付けられたロープで、前屈・後屈、倒立のポーズを練習し上達させることができます。
ロープの助けを得ることで受動的な動きが加わり、脊椎を最大限にまで伸ばすことができます。また、筋肉の正しい動きを覚えることができるため、非常に難しいポーズでさえ各自の限界を意識しながら恐怖心を抱かずに行うことができます。特にロープを使った倒立のポーズは、バランスを崩す恐怖もなく、背中や呼吸の筋肉を緊張させずに行えるため、高齢者や問題を抱える人にとっては助けとなります。心身ともに緊張が取れると、横隔膜は柔軟で弾力性を持ち、呼吸は穏やかでスムーズになっていきます。

トレスラー(ホース)

馬止めのような形で、ホースとも呼ばれています。脊椎や筋肉の様々な問題、硬化症などに苦しんでいる人のためにアイアンガー師が考案されました。身体の痛みは、身体のバランスの崩れや、使われず弱くなっている筋肉、関節炎などによって起こります。このトレスラーを使うことで、さまざまな立ちポーズを行い、身体の歪みを無理なく正していくことができます。

椅子

よくある折りたたみ椅子には多目的な利用法があります。
例えば捻りのポーズは、床で行うよりも脊椎の位置を保ちやすく、初心者でも行いやすい。


また、後ろへ反るポーズも長い時間無理なく維持できるため、その効果を充分に得ることができます。

ベルト

ベルトで身体の各部位を固定することで、筋肉のコントロールしやすくなります。またポーズを行う際の補助具としても活用されます。

ハラアサナボックス

大腿部を支えられることで、腹部の緊張がとれ、よりリラックスできます。

  

ヴィパリータ・ダンダアサナベンチ

呼吸器、腸、心臓、消化器などに問題のある人にとってポーズを無理なく行えます。生理中の女性は倒立のポーズを行えないが、このベンチを使って図のようにすると、背中や腰の痛みを和らげ、また腸の引きつりや痛みも取り除かれて、出血過多も抑えられます。妊婦も安全に後ろ反りのポーズを行えます。
 このベンチのカーブは独特のもので、背骨にうまく沿い胸の位置を腹部より高く保つことができるため、横隔膜周辺がちょうどよい曲線を作ることになり、脳や胴部が軽く感じられ呼吸がスムーズになります。